忙しい毎日に追われていると、特に一人暮らしでは、掃除が面倒になってしまうことも多いでしょう。
しかし、掃除を怠ると、部屋が汚れて快適さが失われるだけでなく、健康や衛生面にも悪影響を及ぼす可能性があります。
そこで、掃除の基本と裏技をご紹介します。ぜひ参考にしていただいて、効率的にキレイで気持ちの良い部屋をキープしましょう。
リビングの掃除
リビングは暮らしの中心的な空間です。生活感が出やすく、ホコリやゴミが溜まりやすい場所でもあります。
リビングの掃除は週に1回を目安に行いましょう。
掃除の基本 リビング編
- まずは片付けから始めます。
洋服や雑誌、ゴミなどはそれぞれ定めた場所に収納します。
物が少ないほど掃除が楽になります。 - 掃除は上から下へ行います。
ハンディモップや雑巾で家具や家電の上のホコリを払います。ハタキはホコリが舞ってしまうので避けましょう。 - 床掃除は奥から手前へ行います。
掃除機や紙クリーナーで床表面のホコリや髪の毛を取ります。ベッドの下や棚の間も忘れずに掃除しましょう。 - 乾いた汚れは乾いたままで取ります。
ホコリを濡らすと泥汚れになってしまうので、乾いた雑巾やクリーナーで取り除きます。 - 汚れは軽いものから頑固なものへと順番に掃除します。
強力な洗剤や力を入れて掃除すると床やクロスを傷めてしまうことがあります。
掃除の裏技 リビング編
- カーテンは洗濯するのが面倒ですが、カーテンクリップを外せば洗濯機で洗えるものが多いです(カーテンについている洗濯タグを確認してください)。
もし、カーテンクリップがボロボロだったりした場合は、100円ショップで購入できます。 - ソファーやクッションカバーはダニやニオイが気になる場合、重曹を振りかけてしばらく置いてから掃除機で吸い取ります。
重曹は消臭・抗菌効果があります。 - テレビやパソコンの画面は拭き跡が残りやすいですが、メガネ拭きで拭くとキレイになります。メガネ拭きは100円ショップで購入できます。
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キッチンの掃除
キッチンは油汚れや水垢が溜まりやすく、衛生面でも重要な場所です。
キッチンの掃除は自炊の頻度によって異なりますが、あまり自炊をしない人でも週に1回は行いましょう。
掃除の基本 キッチン編
- ガスコンロは使用後に毎回拭き取ります。
油汚れやお湯の吹きこぼれをそのままにしておくと、こびりついたり、雑菌やニオイの原因になります。 - 換気扇はワンシーズンに2回は掃除します。
油汚れやほこりが溜まると火災の危険もあります。取り外したパーツは中性洗剤や重曹を溶かした水に浸けておきます。 - 蛇口は水垢が溜まりやすいので、歯ブラシやスポンジで磨きます。水垢が頑固な場合は、酢やクエン酸を使います。
- 排水口は重曹をまいてクエン酸水を入れると泡が出て汚れを落としてくれます。排水口の網も定期的に洗います。
- シンクは食器洗い後に拭き取ります。水滴をそのままにしておくと水垢が溜まります。シンク周りも台ふきんで拭きます。
掃除の裏技 キッチン編
- ガスコンロの焦げ付きは、重曹と水を混ぜたペーストを塗ってラップで覆っておくと落ちやすくなります。
- 換気扇の油汚れは、塩素系漂白剤をスプレーしておくと落ちやすくなります。
ただし、色落ちする可能性があるので注意してください。 - 蛇口周りをピカピカにしたい場合は、練り歯磨きを歯ブラシや布につけて磨きます。
また、割り箸や古靴下などを使って隙間や細かい部分も掃除します。 - 排水口のニオイ対策には、少量の片栗粉と酢を混ぜた液体を流します。片栗粉がゼリー状に固まって排水管内の汚れを吸着してくれます。
量が多すぎると排水管が詰まるので注意! - シンクの水垢は、レモンの皮をこすりつけると落ちやすくなります。レモンの皮は消臭効果もあります。
こちらの記事でお掃除のコツを紹介しています。よろしければご覧ください。
お風呂場の掃除
お風呂場は湿気が多く、カビやヌメリが発生しやすい場所です。
お風呂場の掃除は入浴後に軽く行うことで、汚れやカビの発生を抑えることができます。
掃除の基本 お風呂編
- 浴槽は入浴後に風呂用洗剤で洗います。
湯垢や石鹸カスが溜まると滑りやすくなるので注意しましょう。 - 壁や床は入浴後にシャワーで洗い流します。
カビやヌメリが発生しやすいので、水分を残さないようにしましょう。 - 排水口は重曹とクエン酸水で掃除します。排水口の網も定期的に洗います。
- 換気扇はワンシーズンに1回は掃除します。
ほこりやカビが溜まると換気効果が低下します。取り外したパーツは中性洗剤や重曹を溶かした水に浸けておきます。
掃除の裏技 お風呂編
- 浴槽の湯垢は、酢(クエン酸水)をスプレーしておくと落ちやすくなります。酢(クエン酸水)は消臭効果もあります。
ただし、酢はなかなかの匂いがあります! - 壁や床のカビは、塩素系漂白剤をスプレーしておくと落ちやすくなります。
ただし、色落ちする可能性があるので注意してください。 - 脱衣所側のドアパッキン部分に目立たないマスキングテープを貼っておくと、マスキングテープを貼りなおすだけで綺麗になるので手間が省けます。
- 排水口のニオイ対策には、コーヒーのかすを流します。コーヒーのかすは消臭効果があります。
- 換気扇のほこりは、掃除用アルコールをスプレーしておくと落ちやすくなります。掃除用アルコールは油汚れにも効果的です。
バスルームのお掃除について、ヨゴレ別にまとめた記事もあります。
トイレの掃除
トイレは一人暮らしでも頻繁に使う場所です。
トイレの掃除は週に1回が目安です。トイレの掃除は衛生面だけでなく、気分も爽快になります。
掃除の基本 トイレ編
- 便器はトイレ用洗剤で洗います。
便器ブラシやスポンジでこすります。便器ブラシやスポンジは定期的に交換しましょう。 - 床や壁は雑巾やスポンジで拭きます。
水滴や尿しぶきが付着することが多いので注意しましょう。 - 便座やタンクは雑巾やスポンジで拭きます。
便座裏やタンク裏など見えない部分も忘れずに掃除しましょう。 - 換気扇はワンシーズンに1回は掃除します。
ほこりやカビが溜まると換気効果が低下します。取り外したパーツは中性洗剤や重曹を溶かした水に浸けておきます。
掃除の裏技 トイレ編
- 便器の黄ばみや汚れは、重曹と酢を混ぜた液体を流すと落ちやすくなります。
重曹と酢は泡が出て汚れを洗浄してくれます。 - 床や壁の尿しぶきは、クエン酸水をスプレーしておくと落ちやすくなります。クエン酸水は消臭効果もあります。
- 換気扇のほこりは、掃除用アルコールをスプレーしておくと落ちやすくなります。掃除用アルコールは油汚れにも効果的です。
いかがだったでしょうか、何か一部分でもお役に立てましたか。掃除は面倒なこともありますが、その分のメリットがあります。ぜひ、定期的に掃除をしてみましょう。
【まとめ】
掃除の基本は、片付け、上から下へ、奥から手前へ、乾いた汚れは乾いたままで、軽い汚れから頑固な汚れへという順序で行うことです。
掃除の裏技は、重曹やクエン酸、酢などを使って汚れやニオイを落とす方法や、マスキングテープや歯磨きなどを使ってピカピカにする方法などがあります。
キレイな部屋で快適な生活は気持ちがいいですね♪
(お片付け、断捨離について別記事でふれていますので、よろしければご覧ください。)